メモリーカード高騰はいつまで続く?動画勢・連写勢・スナップ勢、今どれを買うべきか

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SDカードやCFexpressカードの価格が、この数ヶ月で急激に上がっています。
2026年3月27日には、ソニーがCFexpress・SDカードの受注を一時停止すると発表しました。
実際の価格を見ると、256GB・V60のSDカードは昨年末の1万2,000円程度から、現在は2万4,000円を超えています。
2026年1月にも最大107.6%という大幅な値上げがあり、CFexpress Type Bの1TBクラスは10万円近い製品も珍しくなくなってきました。
この記事では、なぜここまで価格が上がっているのかを整理したうえで、動画・連写・スナップという用途別に、今の価格状況でどう選べばいいかを考えていきます。

ソニー SDXC UHS-II SFシリーズの画像
ソニー SDXC UHS-II SF 256GB
目次

結論:今、何を優先して選ぶべきか

先に結論です。

  • 動画メインの人は、必要なビットレートに対して過剰なスペックのカードを避け、V30〜V60クラスで用途に見合ったものを選ぶのが現実的です
  • 連写メインの人は、UHS-II対応の速度は譲れませんが、容量は「今の高い相場では欲張りすぎない」判断が必要です
  • スナップメインの人は、スピードクラス10・64GB程度で十分なので、無理に上位モデルへ手を伸ばさなくて大丈夫です

なぜここまで高騰しているのか

一番の原因は、AIサーバー向けデータセンターの建設ラッシュによる、NANDフラッシュメモリの需要急増です。半導体メーカーが生産ラインの配分をサーバー向けに優先させた結果、一般消費者向けのSDカードやSSDへの供給が逼迫しています。
これに加えて、円安によるドル建て原価の上昇も重なり、二重の値上げ圧力がかかっている状況です。

過去のHDD洪水被害やコロナ禍の半導体不足と違うのは、これが一時的な品薄ではなく、構造的な需要の変化だと見られている点です。
ケルク電子システムが取引先に向けて出した価格改定の案内文書では、この状況が2027年後半まで続く可能性があるとされています。
「そのうち落ち着くだろう」と楽観視して待つより、当面はこの高い価格帯が前提になると考えておいたほうが良さそうです。

動画勢:必要なビットレートを超えたスペックを買わない

動画撮影がメインの人は、ビデオスピードクラス(V30・V60・V90)が記録の安定性を左右します。
ただし、価格が上がっている今だからこそ、「撮っている解像度・フレームレートに対して、本当にそのクラスが必要か」を見直す価値があります。
フルHDや4K30p程度であればV30で足りる場面が多く、無理に8K対応のV90クラスを買う必要はありません。
8K撮影や高フレームレートのプロ用途でなければ、オーバースペックなカードへの出費は今は避けたいところです。

連写勢:速度は妥協せず、容量で調整する

野鳥やスポーツなど連写を多用する人にとって、UHS-II対応の書き込み速度は撮影のテンポそのものに直結するため、ここを削るのはおすすめできません。
一方で、価格が上がっている今は、「1枚に大容量を積む」より「必要な分だけ複数枚に分けて持つ」という調整の余地があります。
高騰した相場では、大容量1枚に賭けるより、中容量を複数枚用意しておくほうが、紛失・故障時のリスク分散にもなり、価格面でも急激な出費を避けやすくなります。

スナップ勢:スペックより価格を優先していい

日常のスナップや旅行程度の撮影であれば、スピードクラス10・64GB前後で十分対応できます。
動画勢・連写勢と違って速度への要求がそれほど高くないため、価格高騰の影響を一番受けにくい層とも言えます。
今の相場でも、必要以上に上位モデルへ手を伸ばさず、素直にベーシックなラインを選んで問題ありません。

まとめ

メモリーカードの高騰は、AI需要による構造的な変化が背景にあり、短期間で元の価格に戻る可能性は低いと見られています。
動画勢は必要なビットレートに見合ったクラスを、連写勢は速度を維持しつつ容量で調整を、スナップ勢は無理に上位モデルを追わない、という形で、それぞれの用途に応じた買い方を意識することが、今の状況では現実的な対策だと思います。

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