カメラ用レンズフィルター(UV/CPL/ND)とは?正直つけっぱなしでいい?選び方を写真好き目線で解説

レンズフィルターについてのアイキャッチ画像

「レンズにフィルターって、本当に必要?」「つけっぱなしで画質に影響はないの?」——カメラを始めたばかりの人ほど、こう感じたことがあるのではないでしょうか。
レンズフィルター(UV・CPL・ND)は、カメラのレンズ先端に取り付けて、光の性質をコントロールし、写真表現を広げるアクセサリーです。ここでは代表的な3種類、UVフィルター・CPLフィルター・NDフィルターの特徴と使い方、実勢価格をまとめていきます。
なお、「UVフィルターとは」で検索すると、日焼け止めなど化粧品分野の紫外線吸収剤の解説が混ざって出てくることがあります。
この記事で扱うのはそちらではなく、カメラ撮影用のレンズフィルターです。

目次

結論:結局どれを買えばいいのか

先に結論です。

  • レンズを保護したいだけの人は、UV(保護)フィルターを常用で付けておけば十分です
  • 風景や水面、ガラス越しの撮影が多い人は、CPLフィルターがあると表現の幅が変わります
  • 滝や川をとろけるように撮りたい人、日中でも背景を大きくぼかしたい人は、NDフィルターが必要になります

私自身、マイクロフォーサーズのレンズにはほぼ常時UVフィルターを付けています。屋外で撮ることが多いので、レンズ前面を直接汚さずに済むという安心感は、実際に使ってみると想像以上でした。

UVフィルター(保護フィルター)とは

紫外線をカットして、霞や青かぶりを軽減するのが本来の役割ですが、デジタルカメラでは効果が限定的とされることも多く、現在は主に「レンズ保護」を目的に使われています。
無色透明なので、画質への影響もほぼありません。

一番のメリットは、レンズ前面を傷・汚れ・ホコリから守れることです。
常時装着していても描写にほぼ影響しないので、屋外撮影や旅行に出るときは、外すタイミングを考えずに済みます。
ただし、安価すぎるフィルターは反射やフレアの原因になることがあるので、マルチコートが施された製品を選ぶのがポイントです。

保護フィルターの説明画像

CPLフィルター(偏光フィルター)とは

光の反射をコントロールして、水面やガラスの映り込みを除去できるフィルターです。
青空や葉の色を鮮やかに強調する効果もあり、フィルター枠を回転させることで効果の強さを調整します。

風景撮影ではコントラストと色彩の両方を高めてくれますし、車や建物の反射を消したい商品撮影でも活躍します。
フルサイズ・APS-C・マイクロフォーサーズのどれで使っても効果ははっきり出ます。
ただし効果をかけすぎると不自然な色になったり、広角レンズでは空の色にムラが出たりすることがあるので、回転させながらプレビューで確認しつつ使うのがコツです。
私も最初にCPLを回してファインダーを覗いたとき、水面の映り込みがすっと消える瞬間に驚いた記憶があります。

CPLフィルターの解説図

NDフィルター(減光フィルター)とは

光量を均一に減らすことで、シャッタースピードや絞りを自由に調整できるようにするフィルターです。
明るい環境でもスローシャッターや大きなボケを実現できるほか、動画撮影では露出制御に欠かせない存在です。

滝や川を「とろけるような流れ」に見せたいときや、晴天でも絞りを開けて背景をぼかしたいときに活躍します。
動画撮影でも、自然な動きを保つために必須とされています。
注意点として、濃度が高くなるほどAF(オートフォーカス)が効きにくくなる傾向があります。段階的に濃度を変えられる可変NDフィルターは便利な反面、色かぶりやムラが出やすい製品もあるので、購入前にレビューを確認しておくと安心です。

NDフィルター説明図

フィルター選びのポイント

フィルター種類主な効果おすすめの撮影シーン価格帯目安
UV・保護フィルターレンズの保護・紫外線のカット常用(普段の撮影すべて)1,500〜5,000円
CPL(偏光)フィルター反射の除去・色彩のコントラスト強調風景、水面、ガラス越しの撮影3,000〜15,000円
ND(減光)フィルター光量を減らす(意図的なシャッタースピード低下)滝・渓流、日中のポートレート、タイムラプス3,000円〜1万円超

Kenko(ケンコー)、MARUMI(マルミ光機)が定番の2大ブランドで、価格.comでもこの2社の製品数が圧倒的に多いです。
予算を抑えたい場合は、K&F ConceptのようなセットでUV・CPL・NDがまとめて手に入る製品も選択肢になります。

※リンク先はメーカーサイトです。

まとめ

レンズフィルターは、レンズの先端に装着するだけで「レンズを守る」「反射を抑える」「光量を調整する」という、カメラ本体の設定だけでは実現できない効果を生み出せるアクセサリーです。

まずは常用しやすいUVフィルターから試し、撮りたい被写体に応じてCPL・NDを足していくのが、無理のない揃え方だと思います。

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