カメラ用語集 な行

流し撮り

流し撮りとは、動いている被写体を追いかけながら低速シャッターで撮影し、被写体は止まって見え、背景だけが流れるように写る表現方法です。

スピード感や動きの方向を強調できるため、車や電車、走る動物などの撮影でよく使われます。

成功させるポイントは、シャッターを切る瞬間だけ被写体を追うのではなく、撮影後もそのままカメラを振り抜くことで、この動きが滑らかだと背景がきれいに流れます。

ピント合わせは、人物ならあらかじめ立ってもらった位置で合わせておく、車なら近くの標識などに事前にピントを置いておくと安定します。

また、シャッタースピードをできるだけ遅く設定すると、背景の流れがより強調され、動感のある写真に仕上がります。

日中シンクロ

日中シンクロとは、明るい昼間にストロボを発光させて撮影する方法のことです。

太陽光だけでは顔が影になったり、逆光で被写体が暗く写ったりする場面で、ストロボを補助光として使うことで、被写体を自然な明るさに整えられます。

たとえば逆光のポートレートでは、背景は明るいのに人物だけ暗く沈みがちですが、日中シンクロを使えば背景の明るさを保ちながら、人物の表情をしっかり見せることができます。

また、晴天の強い影を和らげたり、目の下の影を消したりする効果もあります。

撮影時は、背景の明るさに合わせて露出を決めたうえで、ストロボで被写体を補うのが基本。

自然な仕上がりにしたい場合は、ストロボの発光量を弱めるとバランスが取りやすくなります。

ノイズ

ノイズとは、写真に現れるザラついた粒状の見え方のことで、特にISO感度を高く設定したときに発生しやすくなります。

一般的にはISO100のような低感度では目立ちにくく、ISO800あたりから徐々にザラつきが増えていきます。

ただし、最近のデジタルカメラは高感度性能が大きく向上しており、手持ちでイルミネーションを撮れるほどノイズに強い機種も多く、ISO6400でも実用的な画質を保てる場合があります。

また、表現手法としてあえて高感度に設定し、ノイズの粒状感を強調する「粗粒子風」の撮影を楽しむこともできます。