APS-Cを今もサブ機として使い続ける理由|フルサイズを検討しても手放さなかった実感で選び方を解説

Canon EOS 60D説明のアイキャッチ画像

私が今もサブカメラとして使っているのは、もう発売から何年も経つCanon EOS 60Dです。
メインをミラーレスに切り替えてからも手放していないのは、単純にAPS-Cのバランスが今でも自分の使い方に合っているからです。
この記事では、そんな実感も交えながらAPS-Cというセンサーサイズについて書いていきます。

Canon EOS 60D 筆者使用の現役サブカメラ
目次

結論:APS-Cは何がいいのか

一言でいうと、フルサイズほど重くも高くもないのに、画質と扱いやすさは十分、というのがAPS-Cです。
スマホでは物足りなくなってきたけれど、フルサイズは正直まだ早いかオーバースペック、という人に向いています。

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理由は後半で機種ごとに書いています。まずはAPS-Cがどういうセンサーなのかを簡単に説明します。


APS-Cとは?フルサイズより一回り小さい”ちょうどいい”センサー

APS-Cは、約24×16mmのセンサーを積んだデジタル一眼カメラです。フルサイズ(36×24mm)より小さいですが、スマホのセンサーとは比べ物にならないくらい大きく、画質・軽さ・価格のバランスが取れているのが特徴です。

APS-Cセンサーの比較図

私がEOS 60Dを使い続けている理由も、結局ここに尽きます。フルサイズ機を持ち出すには気合がいる日でも、APS-Cなら「とりあえずカバンに入れておくか」という感覚で持ち出せます。

APS-C・フルサイズ・マイクロフォーサーズの比較

比較項目APS-Cフルサイズマイクロフォーサーズ
センサーサイズ約24×16mm36×24mm約17×13mm
画質○〜◎
ボケ
暗所性能
機材の重さ軽い重いとても軽い
価格帯8万〜25万円程度15万円〜6万〜20万円程度

画質だけを追うならフルサイズが上ですが、「最初の一台」「長く付き合う趣味カメラ」として考えると、価格と重さのバランスでAPS-Cに分があります。

APS-Cが選ばれている理由

軽くて画質もいい

センサーが小さいぶんボディもレンズも軽量化できます。大きくプリントしたり極端に拡大しない限り、フルサイズとの差はほとんど分かりません。

レンズも本体も手頃

専用レンズが比較的安く揃うので、初期費用を抑えて始められます。

望遠に強い

APS-Cには1.5倍(Canonは1.6倍)のクロップ効果(センサーが小さいほど画角が狭くなり、同じレンズでも望遠で撮ったように見える現象)があり、同じレンズでもより望遠で撮れます。
厳密にはレンズの焦点距離が伸びているわけではなく、センサーが小さいぶん画角が狭く切り取られているだけなのですが、見た目としては望遠レンズを使ったのと同じ効果が得られます。
野鳥や運動会など、レンズを買い足さずに被写体を大きく写したい場面で武器になります。

ピントが合わせやすい

被写界深度が深めなので、同じ構図で撮ってもピントが合う範囲が広く、初心者でも失敗写真が減りやすいです。

RAW現像にも十分耐える

記録できる情報量が多いため、明るさや色を後から調整しても画質が荒れにくく、スマホよりはっきりRAW現像による編集耐性があります。

フルサイズ換算とは

「フルサイズ換算」は、レンズの画角をフルサイズカメラで撮った場合に揃えて表す考え方です。
APS-Cは1.5倍(Canonは1.6倍)なので、フルサイズ換算で50mm相当が欲しい場合、APS-Cでは33〜35mmくらいのレンズを選ぶと近い画角になります。
レンズを買うときにこの換算を知らないと「思ったより寄れない/引けない」ということが起きるので、最初に覚えておいて損はありません。

APS-Cカメラの種類:ミラーレスと一眼レフ

現在のAPS-C市場はほぼミラーレスが中心です。小型・軽量でAFが高速、動画性能も高く初心者でも扱いやすいのが理由です。

ミラーレスカメラ構造の画像
ミラーレスカメラの構造

一眼レフは光学ファインダーの見やすさや堅牢性に強みがありますが、新製品はかなり少なくなってきました。これから買うなら、基本的にミラーレスを選んでおけば間違いありません。

一眼レフカメラの構造の画像
一眼レフカメラの構造

現在販売されているAPS-Cカメラ(2026年)

Canon

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Sony

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Fujifilm

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Nikon

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初心者におすすめのAPS-Cカメラ

Canon EOS R10

高速AFと軽さのバランスが良く、初めての一眼として一番おすすめしやすい一台です。私自身、EOS 60Dからの買い替え候補として実機を触ったことがありますが、AFの速さは世代の差を感じるレベルでした。

Canon EOS R10の画像
Canon EOS R10

Sony α6700

AF性能と動画性能の両方が高く、オールジャンルで使えます。「写真も動画もどっちも本気でやりたい」という人にはこれが一番向いています。

Sony α6700

Fujifilm X-S20

フィルムシミュレーションによる色の出方が魅力で、旅行やスナップに向いています。操作も直感的で、カメラを難しく考えたくない人に合っています。

Nikon Z fc

レトロなデザインですが中身はきちんと現代のミラーレスです。見た目も含めて所有欲を満たしたい人、日常や人物撮影が中心の人に向いています。

モデル特徴向いている撮影
Canon EOS R10高速AF・軽量・万能初めての一眼
Sony α6700AF最強・動画も強いオールジャンル
Fujifilm X-S20色が美しい・操作が直感的旅行・スナップ
Nikon Z fcレトロデザイン・扱いやすい日常・人物

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APS-Cカメラの選び方:失敗しない3つのポイント

① 何を撮りたいかを明確にする 子ども撮影ならAF性能、旅行なら軽さ、動物やスポーツなら望遠性能、作品撮りならレンズの豊富さを優先してください。目的を決めずにスペック表だけ見て選ぶと、たいてい後で買い直すことになります。

② レンズのラインナップを見る APS-Cはレンズ選びが本体選び以上に重要です。メーカーごとに得意なレンズ傾向が違うので、事前に把握しておくと失敗しにくくなります。

③ 重さと価格のバランスを考える 軽ければ持ち歩く、重ければ使わなくなる。長く使うカメラほど、ここが一番効いてきます。私が60Dを結局今でも使っているのも、当時「これくらいの重さなら毎日持てる」と思えたのが大きい気がします。

まとめ

APS-Cは、画質・軽さ・価格・扱いやすさのバランスが取れたセンサーサイズです。スマホでは物足りないけれどフルサイズは重い・高いと感じる人にとって、今のところ一番現実的な選択肢だと思います。

まずは今回紹介した4台のどれかを実機で構えてみてください。手に持ったときの重さの感覚だけでも、選ぶ基準としてかなり参考になります。

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