ソニー RX1R IIIはなぜ今も品薄なのか?発売から1年、価格が下がらない理由を検証

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2025年8月8日に発売されたソニーのレンズ一体型フルサイズコンパクトカメラ「RX1R III」。前モデル「RX1R II」(2016年2月発売)から約9年半ぶりの新型として登場し、有効約6,100万画素のフルサイズセンサーとZEISS Sonnar T* 35mm F2レンズを搭載しています。
市場推定価格は66万円前後でした。
発売から1年近くが経った今、気になるのは「今からでも普通に買えるのか」という点だと思います。
この記事では、発売直後の供給不足の経緯と、現在の価格動向をもとに、この状況を整理していきます。

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ソニー RX1R III
目次

結論:今の状況をどう見るべきか

先に結論です。公式な抽選販売が行われているという確証は取れませんでしたが、価格の動きを見る限り、需要が供給に追いついていない状態は今も続いていると考えられます

  • 今すぐ欲しい人には在庫のある店舗を根気よく探す必要がありそう
  • 価格が落ち着くまで待ちたい人にとって現状では大きな値下がりは期待しにくい
  • 中古での購入を検討している人 、新品との価格差があまりないが、状態次第では中古も選択肢になる

発売直後に何が起きたのか

RX1R IIIの予約は2025年7月23日午前10時に始まりましたが、ソニーは同日中に「予想を大幅に上回るご注文をいただいており、商品のお届けまでにお時間をいただく可能性があります」という供給不足の告知を公式に出しています。
実店舗でも影響は大きく、発売直後の時点で「メーカー在庫切れ」の状態となり、「お一人様同一機種1台まで」という購入制限が設けられました。

前モデルからの約9年半という開発期間の長さに加え、レンズ一体型でこのクラスの高画素フルサイズセンサーを積んだカメラは他になく、代替の効かない一台であったことが、この初動の反響につながったと考えられます。

発売から1年、価格はどう動いているか

通常、デジタルカメラは発売から半年〜1年もすれば、実勢価格が発売時の想定価格より下がってくることが多いです。
ところがRX1R IIIの場合、価格比較サイトで確認したところ、2026年7月時点の新品最安値は53万円台〜60万円弱で推移しており、発売時の66万円前後からそこまで大きく下がっていません。

さらに気になるのは中古価格です。
中古の最安値が50万円台前半となっており、新品との価格差が10万円前後しかありません。
新品がまだ潤沢に出回っている状況であれば、中古はもっと値下がりするのが一般的です。この価格差の小ささは、今も新品の入手性が完全には回復していないことを示す状況証拠と言えそうです。

なお、「RX1R III 抽選販売」と検索する人も多いようですが、今回確認した範囲では、ソニーが公式に抽選方式の販売を行っているという情報は見つかりませんでした。
あくまで供給不足の告知と購入制限が続いている、という状態として理解しておくのが正確だと思います。

なぜここまで品薄が続いているのか

いくつか理由が考えられます。
まず、前モデルから約9年半という長い間隔を経て登場したことで、買い替えを待っていたユーザーが一斉に注文を入れたことが挙げられます。
加えて、フルサイズセンサーを積んだレンズ一体型コンパクトという製品自体が、他社を含めてもほとんど選択肢がなく、代替機に逃げにくいという事情もありそうです。

また、2026年7月には後継とみられる新型「RX10」シリーズの発表も予告されており、業界的にもRX1R IIIが「ソニー最後のコンパクトデジタルカメラになるかもしれない」という見方をする実店舗ブログもありました。
こうした希少性への期待も、中古価格が下がりにくい一因になっている可能性があります。

まとめ

RX1R IIIは、発売直後の供給不足がそのまま長期化しているのか、あるいは根強い人気で品薄状態が作られ続けているのか、正確な内部事情までは分かりません。
ただし価格の動きを見る限り、発売から1年近く経った今も、需要に対して供給が追いついていない状態が続いていると考えるのが自然です。

購入を急いでいない場合は、店舗の入荷情報をこまめに確認しつつ、状態の良い中古も選択肢に入れて探してみることをおすすめします。

デジタルコンパクトカメラというシステム自体について詳しく知りたい方は、以前まとめたコンデジ入門ガイドもあわせて読んでみてください。

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